欧州議会は現在、企業秘密指令に関する三者議論をおこなっています。今週の本会議の、フォルクスワーゲン排ガス事件を扱う会議にて、私は議会にこう呼びかけました。「私たちはこの指令に、企業が不正を隠し立てできるような条項を盛り込まないように十分注意すべきです」と。

VW事件がアメリカ当局ではなく、不正告発者や独立した研究者によって暴露されたと仮定してみてください。彼らはほとんどの場合法に抵触します。

たとえば「無効化機能」(性能テスト時に動いていた排出ガス装置を実際の走行時に「無効化」する機能)などの自動車に搭載されたソフトウェアを分析することは、現行法の下ではいくつかの点で違法なのです。

  • ソフトウェアの分析にはデジタルロック(DRM)の回避が必要
  • 研究者が文書を読めるようコードを逆コンパイルするには著作権法の元で違法なコピーをする必要がある
  • 企業秘密の暴露、秘密保持条項に抵触する可能性

製品に搭載されたソフトウェアの分析は合法であるべきだ!Tweet this!

ファームウェアの分析を犯罪化することは、闇に包まれた秘密を闇に隠されたままにしてしまいます。テスト機関を強化するだけでは不十分です。研究者や消費者機関やハッカーや競合企業さえ、自動車やコーヒーマシーンやペースメーカーにいたるまで、製品にデプロイされたファームウェアの分析ができるようになるべきです。

VWを現在調査しているアメリカの環境保護団体は過去に米著作権局に対し、自動車の技術保護の回避は許されるべきでないと発言しています。

フォルクスワーゲン自体かつて、偽のリモートキーで開けてしまえる自動車を何百万台と売っていました。2013年にこのセキュリティの欠陥が見つかったとき、同社はそれを発見した研究者を糾弾し「秘密情報の開示」だとしてその情報が発表されることを阻止しました。

cc-by-nd Sean Sharificc-by-nd Sean Sharifi

フォルクスワーゲンは10月2日に私にメールをくれ、「このスキャンダルに関しての十分な情報を持っている人間がほとんどいない」としながらも私が持ちうる質問にはすべて答えると言ってくれました。わたしはこれをフォルクスワーゲンが著作権法と企業秘密法に関してどのような立場を取っているのかを知る好機とし、さまざまな質問を投げかけてみました。ドイツ語のメール本文はこちらから

さらに、消費者製品に搭載されたソフトウェアの独立した分析に対する法障壁に関して、私は緑の党/EFAグループの議員と一緒に欧州委員会へ質問状を送りました。質問はこちらから

回答が貰え次第、ここに公開します。

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